2012年5月31日木曜日

左側の背中の痛み-背中の痛み.guide


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背中の痛みには、捻挫が含まれます。捻挫は、『筋肉の損傷』と『靭帯の損傷』にまで及ぶことがあります。筋肉の挫傷や微外傷から起こる炎症性の痛みと、靭帯にまで及び、その靭帯の微断裂やそれに伴う炎症性の痛みが考えられます。基本的には、急性期はどのように動かすことでも痛みが発生し、アイシングと安静が処置となります。ある程度炎症が治まり、動きが回復してきたら、自動運動と他動運動に分類して、自動運動で痛みが発生する場合は、筋肉の捻挫。他動運動(検査する人が動かして発生する痛みで、この場合は、本人は力を入れません。従って、動かす人は医師か専門家という事になります。)でも痛みが発生する場合は、その関節の靭帯も痛んでいることが考えられます。背中の痛みに於いて、捻挫はよくある損� ��のひとつです。重いものを持ったりしても起きますし、朝起きて顔を洗おうと、前かがみになった時に痛みが発生して、そのまま動けなくなるといった場合もよく有ります。特に何もしていないにも拘らず、ちょっと後ろを振り向いた途端に痛みが発生して、動けなくなるといったケースもよく有ります。損傷部位は、背中の筋肉ですが、特に背骨の周りの脊柱起立筋やその深部のインナーマッスルの捻挫もしくは靭帯が多く、背骨と肋骨の間の肋椎関節や肋横突関節の靭帯の損傷も多くあります。いずれの捻挫も原因が必ずあり、力学的に限界を超えた事が殆んどの原因ですが、その他にも運動神経の神経支配異常から起きた筋肉の低張状態で、力学的な負荷がかかった時には、特に何もしていないにも拘らず動けなくなってしまった� �いうことが起こり得ます。

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背中の痛みの原因には、当然ですが『外傷』があります。外傷とは、怪我であり、痛めるような出来事が存在している場合です。たとえば、自転車で転んだとか、野球でバットが当たったとか、乗馬で落馬したとか、ちょっとぶつけたとか、尻餅付いたとかというような小さな出来事も含みます。比較的若い方は、強度の外傷があって初めて骨折を起こしますが、疲労骨折などもありますので、十分な医療検査は必要です。この場合に骨折する部位は、背中ですから胸椎と肋骨です。肩甲骨も場所的には有りますが、肩甲骨の骨折は事故などの多きな打撃以外には考えられませんので、この場合とは少しニュアンスが違います。胸椎と肋骨の骨折は、事故でよく起きる骨折の内の一つですが、気を付けたいのが、お年寄りの転倒です。お年� ��りの場合は、骨量が減って骨が弱くなっています。骨量の計測で『骨粗しょう症』が無いと診断された方でも、簡単に骨折しているのが現状です。特に尻餅をついたとか、背中から転んだとかいった後、数日たってから痛みが強くなって来ることもあります。転倒後に違和感や痛みが有りましたら、特に背骨や肋骨に於いては、骨折を考えなければいけません。十分な医療検査が大切です。背骨の圧迫骨折では、脊髄病変を起こすこともあり、進行すると、膀胱や肛門括約筋の制御が難しくなります。下肢の筋肉に麻痺を起こしたり、神経異常を起こすこともよく有り、歩行困難の原因となりますので、事故後に『おかしいな』と感じたら、必ず医療検査を受けることが、早く的確な処置をすることに繋がりますので、最も大切な要素の� �つとなります。


クリスタルメスと虫歯

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背中の痛みの中には、内臓の病気が原因である事があります。その中でも、胃の裏側で感じ、特に身体の中心から左に出てくる痛みは、胃の関連痛であるかもしれません。胃の痛みは、どなたでも経験していることと存じますが、その痛みが背中の張りや肩甲骨の内側の痛みに出てくることは、あまり知られていません。それ故、背中のみに発生した痛みは、胃の病気とは考えない方が多いものです。ところが、食べ過ぎたり胃に負担を掛けた時には、肩が張ってきたり、頭がボーっとしてきたり、全身的に体調不良となる事はよく知られています。背中の痛みに加え、お腹に痛みが出てくれば、胃の病気と想像がつきますが、背中のみの場合は、胃の病気を見過ごしてしまいがちです。なかなか治らない背中の痛みは、まずは医療検査を� ��うことが大切です。ここで異常がなければ、筋骨格系もしくは神経系の異常が考えられます。運動療法や理学療法や手技療法にて解決するかもしれません。胸椎6番付近(肩甲骨内側)の関連痛は、自律神経を介して解剖学的に胃の不調が、胸椎6番付近の回旋筋と呼ばれるインナーマッスルに働きかけて、胸椎を歪めるもしくは異常をきたすのが原因と考えられています。背中の下部で、中心から左に掛けての背中の痛みに関しては、胃の裏側であることや、胃の癌が背骨に転移してきた場合やその他の器質的変化が考えられます。運動痛(自分で身体を動かして発生する痛み)に加え、安静痛(じっとしていても痛みがある)もしくは夜間痛(寝ている時に痛みが有り、起きてしまう。)などがあったら、胃の疾患が大いに考えられます 。しっかり医療検査を受け、的確な治療を早期に開始することが大切です。

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腸骨稜骨折

背中の痛みに心臓疾患による『関連痛』というのがあります。痛みが背中に出て来ているのに、痛みの原因は背中にありません。不思議ですが、事実に従って統計化されているようです。大まかには、背中でも真ん中から左に掛けての痛みや違和感が多いです。左腕や指に放散する痛みやしびれ、もしくは違和感は、心臓疾患を疑うことも必要です。狭心症の病歴がある・心筋梗塞の病歴がある・その他の心臓の疾患を病歴としてお待ちの方や、血縁家族に心臓疾患の病歴があれば、背中の痛みは、心臓疾患も考慮することは、早く的確な治療を開始するためにも大切なことです。心臓の関連痛の場合は、背中の痛みのほかに、当然胸部の違和感や痛みが出るとが多いです。または、胃の上部の鳩尾辺りに違和感を感じたり、動悸や息切れ� ��どの自覚症状等は、直ぐ様医療検査が必要です。関連痛は痛みに特徴があります。この特徴は運動痛のみではなく、『安静痛』があるということです。急性期の痛み、それも運動をしたとか、重いものを持ったといった捻挫(急性炎症の一つとして)以外の痛みは、筋骨格系の痛みに安静痛はあまりありません。むしろ、安静時は何も感じないか、感じても運動時よりも痛みは軽減する事が多いものです。つまり、背中を捻挫するような覚えはないのに、痛みが出てきた・安静時も痛みがある・背中の中心から左にかけての痛みである。胸部痛がある・おそらく心臓その物に痛みや違和感を感じる・動悸や息切れなどの自覚症状があったら、心臓疾患を疑う必要があります。医療検査を早く受けることが大切です。背中のみに痛みが出て� �るものには、他にも多々あります。これらの鑑別は非常に重要です。心臓疾患があるのに背中のみに弱い痛みが出てくることもあります。運動痛のみのこともありますので、油断は禁物です。特に中年以降の喫煙者や、女性で避妊ピルを服用している方も要注意です。背中に痛みが出てきたら、まずはメディカルチェックを怠りなくしましょう。

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背中の痛みの中に、肩甲骨部の痛みがあります。肩甲骨の内側の痛みではなく、肩甲骨上の痛みです。肩甲骨上の痛みにおいて、大切なことは、肩甲骨の解剖をよく知ることです。肩甲骨は、肩の動きの30%程をしめています。肋骨で形成された胸郭上を滑り、スムーズな上肢の運動を可能にしています。この肩甲骨に付着してる筋肉は、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋・大円筋・大菱形筋・小菱形筋・肩甲挙筋・僧帽筋・広背筋・・・沢山の筋肉が付着しています。これら筋肉の異常(挫傷・裂傷・断裂)は肩甲骨の痛みとして現れることがあります。また、回旋筋腱版(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)は直接肩甲骨を被うように付着していますので、直接肩甲骨の痛みとして表現されることも多いです。また、頚椎の異常か� �起きた神経痛として、肩甲骨の上内角部に痛みを発する事があります。この痛みは、頚椎の運動にて痛みが憎悪するのでわかりやすいです。腕に痛みが放散する場合もあれば、痛みが放散しないで、肩甲骨の内側上縁部のみの痛みとして感じられることも多いです。また、肩甲骨は、上腕骨と関節を作りますので、肩甲上腕関節の靭帯、関節唇、上腕三頭筋等の異常によっても背中側に痛みが感じられることがあります。いずれも運動痛が主な症状です。

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ウイルス性発疹の写真

背中の痛みに肺の病気が存在していることがあります。特に左肺は、左の肺の裏側に違和感または痛みを感じます。右肺の異常や病気では、右肺の裏側に違和感や痛みを感じることがあります。また、胸椎の3番は、自律神経を介して、肺の異常が胸椎に付着しているインナーマッスルである回旋筋に影響を与えて、胸椎の3番付近に痛みを感じることがあります。この痛みは圧痛であることも有りますので、触診によって痛みが発見されることも有ります。肺の病気にも色々な病気が存在しています。中でも多いのは感染症や腫瘍です。特に感染症による肺炎は、気が付かないでいることも多く、背中に違和感があるだけの事も大いに予測できます。また肺がんの場合は、肺がんの他に骨に転移する場合も有ります。転移したがんは、多く� �背中の痛みから始まりますが、レントゲン等では判らないことも多く、医療検査をしたにも拘らず、判らなかったということもあります。最近ではMRIやPETなどの検査技術も普及し、検査の精度も格段に進歩しています。背中に違和感があったら、まず医療検査を行わなければなりません。肺がんの場合は、レントゲンやMRIに加え、喫煙やストレスや家族歴等によって、医師によって診断が下ります。背骨にがんがある場合は、痛みに加え、神経症状が出現します。脊髄神経に影響が及べば、脊髄病変となり、両足や背骨の部位の即した神経支配域に知覚異常や運動異常が起こります。特に排尿困難や肛門括約筋の制御不能などが現れた場合は、直ちに医師に相談し、医療検査が欠かせません。関連痛の痛みは、運動痛に加えて 、安静痛もあります。背中の肺の裏や胸椎の3番付近が痛くて、動かして痛む、動かさなくても痛みがある場合は、肺の病気の関連痛も考えなければなりません。 

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背中の痛みに骨の変形が関係している事があります。骨の変形は、胸椎の変形ですが、胸椎骨の中の椎孔という穴が狭くなることで、脊髄神経を圧迫します。また、椎間関節や椎体の変形は、末梢神経の肋間神経を圧迫します。脊髄神経の圧迫は、変形の進行によって、脊髄病変と進行し、両下肢の神経異常に発展することがあります。麻痺が出るなどの深刻な自体になる前から、治療やケアを施すことが大切です。この胸椎の椎孔は、互いに連なり、椎間孔を形成し、脊髄神経を守っていますが、椎間板の障害(椎間板ヘルニアなど)や胸椎骨の変形は、この脊柱管を狭くしてしまいます。脊柱管の狭窄は、年齢と共にも出現し、どなたにでも発症の可能性があります。特に、過去の外傷歴に因っては、既に脊柱管が狭くなりつつ在る所� ��、筋力低下や重複的な微外傷の繰り返しで、益々病状は進行し、下肢の痺れや筋麻痺へと進行し、中枢神経系の異常へと発展すると、括約筋の制御不全となり、排便のコントロールも思うようにいかなくなります。また、神経根障害は、肋間神経痛として症状が現れます。椎間孔から走行している肋間神経を、骨の変形や椎間板の変形が刺激します。これらは背中の痛みに加えて、神経の走行と共に神経痛として感じます。痛みは、肋間神経の知覚繊維を刺激して、その神経支配域(デルマトームと呼ばれています。)に痛みや感覚異常を生じます。脊髄病変の場合は両側に自覚症状が現れ、神経根障害の場合は片側に自覚症状が現れます。脊髄病変はより重症度が高く、医療検査は欠かせません。

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背中の痛みで、筋肉の異常があります。筋肉を断裂もしくは挫傷する事で炎症を起こします。炎症自体はアイシングと休養にて治まりますが、筋の組織の回復には時間が掛かります。損傷後48時間出慢性期としてみなされますので、ある程度痛みが回復したならば、ストレッチやマッサージ等の理学療法が効果を発揮します。背中の痛みも忘れ、何事も無かったかのようになります。ところが、通常の治療を実行してもなお、痛みが残り、それ以降進展しないことがあります。そしてその痛みは何年も引きずっていく事もしばしばあります。このようなタイプの筋損傷による背中の痛みは、筋膜の異常が考えられます。筋損傷後に一定の治療を行っても回復しない場合、筋膜の異常がその要因の一つにあげられます。筋膜は、筋肉を被って� �る膜で、この膜の過伸展がその背部痛の原因であり、治療は劇的な効果をもたらすとされています。トリガーポイントちろうと呼ばれている方法がこの治療です。各筋肉に特有のトリガーポイントがあり、その治療が効果をもたらします。

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背中の痛みの原因で、膵臓の病気と関係している痛みがあります。膵臓の病気は、『炎症性の病気』が多く、『急性膵炎』と『慢性膵炎』とに分類できます。急性膵炎は、アルコールなどの多飲に因って、膵臓に負担をかけ、炎症を起こします。痛みは強く、急激に起こることが多く、治療を早期に開始することで、予後も良好です。また、同じような炎症性の膵炎が、慢性的に長期で起こることがあります。原因は、多飲や生活習慣の不摂生といわれていますが、はっきりとしたことは判っていないのが現状です。慢性膵炎の場合は、自覚症状もあまりなく、非常に発見が難しい病気とされています。決定的な診断は、造影剤を使って画像診断をすることになります。また、膵炎のほかに『膵臓がん』があります。膵臓がんも診断が難し� ��、自覚症状が出てきにくい病気です。『おかしい』と感じたら、躊躇せずに医療検査を実行することが、早期診断の決め手となります。また、膵臓の不調がある場合、背中の痛みが出ることが知られています。常にではなく、関連痛と呼ばれる痛みです。膵臓から発せられた異常信号が神経を介して自律神経に伝達します。すると背骨に付着している回旋筋と呼ばれる筋肉に影響を与え、その椎骨の不安定性が生じ、圧痛や痛みを覚えるようになります。また、お腹のおへその少し左側や、背中の痛みでも胃の裏側の少し中央よりに痛みがある場合は、膵臓の関連痛かもしれません。医療検査が重要です。医療検査にて異常無しになったとしても、生活習慣や飲酒に関しては、十分気をつける必要があります。

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背中の痛みに『姿勢の悪さ』があります。姿勢が悪いために、同一箇所にストレスが加わります。いずれストレスの掛かる部位は壊れます。ストレスの大きい部位は、骨の変形や筋肉の疲労に加えて、関節の緩みが出てきます。靭帯が慢性的な悪い付加によって、伸びてしまいます。通常は、捻挫の時にも靭帯の伸長が起きることがありますが、ストレスの場合は、時間をかけて靭帯が伸長します。もしくは、骨の変形によって周辺靭帯が緩くなってしまいます。この部位は、関節が可動性亢進し、痛みの元凶となります。時間を掛けて伸長した靭帯は、元に戻りません。捻挫等の靭帯の伸長は、時間と共に元に戻ろうとしますが、慢性的なストレスによって伸長した靭帯は元に戻らないといわれています。的確な治療によって戻るとも言� ��れていますが、肩の脱臼を繰り返すのと同様で、ストレスに弱くなります。これが背骨の関節になると、背骨の痛みに加えて、神経圧迫を起こすことも稀ではありません。神経圧迫を起こした背骨は、その部位に痛みを生じると共に、神経の走行と同部位に痛みもしくはしびれ、更には筋異常を起こします。慢性的に背中が痛い人は、この背骨の歪みが問題になっていることが多く有ります。ただし、背骨の側湾は誰でも持っています。側湾には本態性の側湾と機能的な側湾とがありますが、機能的な側湾の場合は、改善しなければなりません。これは、いずれ背中の痛みの元凶になり兼ねません。
 

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