男性にとっての恐怖はED

　腎症は尿タンパクからむくみ、腎不全へと進みます。排尿障害、尿道炎、ぼうこう炎etc　透析になると障害者手帳が支給されます。

　男性にとってEDは"恐怖"ですが、女性にもセックストラブルがいろいろあります。カンジダ症もやっかいですし、潤滑の不良からセックスの拒否へ、オーガスムの減少からリビドーの低下まで、小さな問題が雪だるまのように大きくなります。

不安の看護管理

　手足の神経障害と閉塞性動脈硬化は左右対称性で起ります。つまり体の両側の腕、手、脚、足の遠いところから始まります。しびれたり、温度や足の位置が分からないといった感覚麻痺に始まり、刺すような痛み、焼けるような痛み、いつも足の表面を水が流れているような異常な感覚に悩まされるようになります。けがから感染症、そして壊疽（えそ）から足の切断へと悪夢の日々です。

　自律神経障害は血圧にも影響して立ちくらみやめまいが起ることもあります。

下のまぶたの痛み

　また皮膚への神経が冒されると異常な発汗があったり、逆に汗が過小になって皮膚の強い乾燥などを起したりします。糖尿病には特有の皮膚病が見られます。

　神経障害はさまざまな種類があるのに有効な治療法が無いため、糖尿病者をとても苦しめます。

　合併症を挙げ始めたら列挙し切れません。あくまでも一般論ですが、寿命を10～15年も短くする病気ですから漫然と暮していけるようなことは出来ません。